神戸三宮にある文科省指定の中国大学日本校です。学校生活の様子やイベントレポート、留学している学生さんからの情報を発信していきます!

天津中医薬大学 修士課程卒業論文答弁会

中国にいる崔(チェ)君からレポートが届きました

今回は、『修士課程卒業論文答弁会』での奮闘を伝えてくれています

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先日5月22日に修士卒業論文答弁会が行われました。

3年間の課程を締めくくる最後のイベントです。

 

今考えるとあっという間の3年間でした。研究は1年前から始まり、答弁を行う前の週は毎日のように徹夜で作業にあたりました。

 

やっとの思いで完成した論文の内容をここで簡単にご紹介いたします。

 

日本でもよく使われる漢方薬である大柴胡湯の加減方を用い、糖尿病の治療を行った臨床研究です。

糖尿病の血糖値はインスリンや食事療法、運動療法で簡単にコントロールができるのになぜ漢方薬を用いた治療が必要なのか?と言う質問をよく頂きます。

糖尿病の患者さんの血糖値は比較的簡単にコントロールできたとしても糖尿病の患者さんが持っている症状は多種多様でなかなか改善することができません。

 

そこを治療できるのが中医学であり、中医学の魅力でもあるのです。

 

中医学では体内がどのような状況にあるのかを、陰陽気血津液などを用いて説明します。古代では糖尿病を消渇病と言われ、中医学的に分析すると陰虚燥熱証(体の水が減り、熱が増した状態)であり、口の渇きや食欲増加、尿の増加などの症状が主でした。

 

しかし社会が発展するにつれ生活環境が変わり、体も変わってきました。3多1少の症状は少なくなり、便秘や口が渇く、口が苦い、怒りっぽい、脇胃部の張り感などが主な症状になってきました。中医学的に分析すると肝胃鬱熱証に当てはまります。したがって、今回は肝胃鬱熱証に効く傷寒論の大柴胡湯加減方を使い臨床実験を行いました。

 

臨床実験結果は、血糖値も下がりましたが、何よりも検査結果が出ない西洋医学ではどうしようもない症状たちが改善されたのです。そしてウエストも細くなると言う効果も明らかになりました。

 

今回の研究を通し、現代社会が発展するにつれ、糖尿病=消渇病と言う常識も少しずれてきたこともわかります。古代の思想をもとに、現代の社会環境や現代人を改めて分析する必要があり、今回は糖尿病でしたが他の疾病においても改めて分析が必要であります。そして弁証論治の重要さを改めて実感しました。

 

今後は中医学が社会の発展に貢献できるよう、多くの人のためになるよう活動していきたいと思います。

 

 


春はもうすぐそこ・・・。今日は体を守ってくれる食材をご紹介♪

寒い日の中にも、すこしずつ暖かい日に出会うようになりましたわーい(嬉しい顔)

カレンダーに目をやれば、

暦は間違いなく3月ですかわいい

3月は天気が段々と暖かくなり、体温の調整が難しくなりますふらふら

また伝染病も流行しやすい時期。

今日は、どんな病気にも負けない強い体を作る、ローカルの野菜市場でも入手できる食材をご紹介させていただきまするんるん

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玉ねぎ
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【中国漢方記載】発散風寒、温中通陽、利尿、健胃潤腸、解毒殺虫
玉ねぎを切る時、涙がでますよね。それは発散作用が強い証拠ひらめき発散作用により、体内に入ろうとする細菌と戦います。玉ねぎを部屋に置いておくだけでも風邪の予防に。その他、胃腸の張力を高め、消化液の分泌を促進させます。それだけでなく抗癌抗老作用、肝臓や脂肪の代謝を高めます。「病気の三高」と言われる高血圧、高血糖、高血脂にも有効です。

しいたけ
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【中国漢方記載】扶正補虚、益気健脾、祛風透疹、化痰理気、解毒、抗癌
新陳代謝を高めることにより、免疫力を高めます。食欲不振や消化不良、便秘、ダイエットにも有効ぴかぴか(新しい)めまい、貧血、老年性免疫力低下、癌、各種粘膜及び皮膚の炎症、毛細血管の損傷、歯茎の出血などいろんなところで活躍します。

春はもうすぐそこまで来ていますわーい(嬉しい顔)

歓送迎会が続く日ビールに備えて、しっかり体を作っておきましょうexclamation×2

(さらに…)


もうすぐ春節!!

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寒い日が続く2月です雪
そんな中、いよいよ中国の最大のイベントである春節がやってきますぴかぴか(新しい)exclamation×2

中国では“初一饺子初二面”と言うことわざがあり、旧正月一日は餃子を食べる風習があります目

この風習は1800年前に、中医の医聖と呼ばれる張仲景が、凍傷で困る患者のために『正月くらいは薬ではなく、治療効果があるおいしいものを食べさせてあげたい』と水餃子を庶民に配ったのが始まりです。
水餃子は、冷え性下痢などに効き、体を温めてくれる作用がありますグッド(上向き矢印)
今回はローカルの野菜市場でも入手できる1800年前の水餃子の中身をご紹介しますわーい(嬉しい顔)

羊肉 
《中国漢方記載》温中健脾、益気補血、補腎壮陽
羊の肉はからだを温める作用の強い食材で、寒い冬には欠かせません。
昔はガスやレンジ等はなく、冬には冷たいまま食事をしてた為、冷えが原因で腹痛などをおこす人が多くいました。そんな時、羊肉は特攻薬として使われていましたひらめき
羊肉はからだが冷えて食欲がない、下痢をする、疲れやすいなどの症状に効きます。そして精力不足や腰痛にも効果があります。

ピーマン
《中国漢方記載》温中散寒、下気消食
羊肉と同じく温める作用の強い食材で、特に胃腸を中心に温めます晴れ
寒さによる胃の張りや痛み、嘔吐、下痢などに効きます。塗り薬としても使われ、関節痛や腰痛にも効きます。ピーマンには辛いものと辛くないものがあり、辛ければ辛いほど効果があります。お好みの辛さのピーマンを選んでください。

その他、水餃子の中身はトウガラシや麻黄、杏仁、甘草などが入っていますexclamation

体が暖まるものを食べて、この寒さを乗り越えていきましょうグッド(上向き矢印)
(さらに…)


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