9月に入り、少しは暑さがましになってきたようです。

 

セミの鳴き声がうるさかった7,8月に比べ、9月になるとセミの種類も変わり、どことなく静かな鳴き声になっています。

学校の近くの公園では、朝の時間には未だセミが鳴いています。

セミの一生について、幼虫が土の中で7~10年、地上に出て普段のセミの姿になって1週間と子供の頃に聞かされていましたが、実際は幼虫で4~5年、地上に出てから(成虫)は約1ヶ月近く生活しているようです。

_MG_0462セミ抜け殻トリミング

 

しかし、実態については未だ詳しくは解明されていないようです

 

 

秋にはセミの遠い親戚になるカメムシも多く見られるようになります。

カメムシは初夏に産卵し、その幼虫が秋に羽化するため、よく目立つようになります。

 

_MG_0467カメ羽

 

セミとカメムシは生物学上では、どちらも同じ仲間(カメムシ目1)に分類されています。

セミは昆虫採集の対象になりますが、カメムシは別名「クサムシ」とも呼ばれ、どちらかと言えば嫌われ、不快害虫の一種になっています

その理由は体から独特の臭気を発散させるからです

この臭気成分は 化学物質名では トランス1-2―ヘキセナール やその異性体2である シス1-3-ヘキセナールというアルデヒドの一種です。

また野菜にもこれと同じ様な臭いのするものがあり、パクチーやコリアンダーの臭い成分がこれです(青葉の臭いです)

またこの物質は香水の原料としても用いられていますので、このときは臭いではなく、匂いと表現するのが適当でしょうか。

 

この秋、皆さんの近くで感じられる香りの主は、アオクサカメムシ、クサギカメムシのどちらでしょうか?それとも昆虫ではなく、花でしょうか

 

 

注釈:

*1)目とは:生物学上の分類法による呼称のこと

  カメムシは、動物界―節足動物門―昆虫鋼―カメムシ目―カメムシ科、

  セミの場合、動物界―節足動物門―昆虫鋼―カメムシ目―セミ科 となる 

*2)異性体とは化学用語の一つで、同じ種類と同じ数の元素で構成されている分子であっても、構造、形が異なるものをいいます。

  アルデヒド類の代表として、ホルムアルデヒド(ホルマリン)があります。